ヘラクレスヘラクレス♂134mm
   
分布域:南米 中米南部
ギネスサイズ野外:178mm 飼育:164mm
世界最大で最も人気のあるオオカブト
しかし飼育は非常に簡単でデータも豊富。
最初の購入費がやや高いということが障壁になるよう模様。

入手先:虫研
購入価格:幼虫ペア10000円
累代:F2
産地:ドミニカ産
サイズ:購入時は幼虫

2003年8月3日
虫研主催の世界クワガタムシカブトムシ大フェスティバルにて3齢幼虫ペア10000円にて購入。

2003年9月25日
先日の測定では♂75グラム♀55グラム。
かなり黄色化が進んでいる。
あまりサイズは期待できないかもしれない。

2003年10月2日

♂のみマット交換をした。
最近はクワ幼虫ばかり見ていたので異常に大きく感じる・
80グラムなので約1週間で5グラムの体重増ということに。
このまま順調に成長してほしい。

←ヘラクレスヘラクレス3齢♂80g


2003年10月10日

♂85g♀57gと黄色くなっているにも関わらず成長している様子。
この色は黄色いとはいわないのだろうか。



←ヘラクレスヘラクレス3齢♂85g♀57g


2003年10月19日

成長の伸びを見てマットをカチカチにしようかと思い、体重測定をした。
♂87g♀58g。マットを固めて様子を見ることにした。



←ヘラクレスヘラクレス3齢♂87g♀58g


2003年11月2日

マット種を変えると縮むということで、
非常に迷ったのだがヘラクレスマットに交換した。
ちなみに♂92グラム♀61グラムと順調に伸びている。


←ヘラクレスヘラクレス3齢♂92g♀61g


2003年11月19日
頭幅のデータを取るためにマット交換をした。
頭幅♂18ミリ♀16ミリ、
頭側面模様幅♂16ミリ♀14ミリであった。
体重♂97g♀63g。100gまであと少しである。

2004年3月7日

蛹化する気配が無いので
容器を衣装ケースと同程度の容器にして、
マットを固く詰め♂♀同居で投入した。
体重測定結果はは♂102g♀65g。

←ヘラクレスヘラクレス3齢♂102g♀65g


2004年3月25日
衣装ケースの横から蛹室が見えた。
周りの色が変化していたのでそうだろう。
これからは刺激を与えないようにそっとしておく予定。

2004年4月14日



人工蛹室に移していた♀の前蛹が蛹化していた。
サイズは75mm程。
♂も前蛹になっており、重量は84グラムとまぁまぁの重さ。
人工蛹室を作成し、投入した。
カブトは羽を乾かすときに登るので容器の高さも気をつけた。
人生の中でオオカブト累代できるのは3,40回くらいか?
途中からの飼育だが此処まで長かった。



←ヘラクレスヘラクレス♀蛹


2004年4月23日








待望のヘラヘラ♂が蛹になっていた。
ノギスを当てると151mm。
噂のヘラヘラ係数をかけると
130mmUPが予想数値。
羽化不全しなければよいのだが、、、。
蛹室2回作らせたことが悔やまれる。
無事に完品で羽化して欲しい。



←ヘラクレスヘラクレス♂蛹


2004年6月20日

ついに♂蛹が羽化した^^
少し羽の先に体液がたまっているようで、羽をたたむのが困難になってる様子。
先日メスも羽化しているので2匹とも成虫になれてとりあえず安心^^


←ヘラクレスヘラクレス♂


2004年7月24日
完全に羽も固まった模様。
体液がたまってしまいたたむのが困難だった後ろ羽は
針で極小さな穴をあけ水分を出した後、
その部分だけを焦がしたたんでやった。
羽が乾いて黒い部分がなくなると
緑ががった青色になるのでいわゆるブルー個体のようだ。
頭角突起は5本だった。
←ヘラクレスヘラクレス♂


2004年11月11日

♂♀共に標本にして展足した。
オスのほうは確実に死後、青みが強くなった。
ちなみにカブクワ飼育縮小のためブリードはしていない。


←ヘラクレスヘラクレス♂


2005年7月20日
久しぶりに標本にした個体を撮影のために取り出した。
死後時間がたっていてかなり青くなっていた。
今見比べると2003年の”クワガタムシカブトムシ完全BOOK”(成美堂出版)の
イベント宣伝(この幼虫ペアを購入したイベント)に載っている個体にとても似ている。
ひょっとしてこの個体からの作出か兄弟個体かもしれない。
「ブルー系で頭角突起5本」なので少し無理してブリードすれば良かったかとも思うが。
これでヘラヘラ飼育記は終了ですm(__)m