アルケスツヤクワガタ
Odontolabis aleces
♂92mm
分布域:ルソン島 ミンダナオ島 マリンドッケ島 カタンドアネス島など
ギネスサイズ野外:104.3mm 飼育:91.5mm
♂には長歯型、中歯型、短歯型があり長歯型の個体は先端部以外の内歯がなくなる。
一般的に長歯型で太い個体に人気がある。
産卵形態はマット産みらしく、産卵木は不要とのこと。
入手先:虫社
購入価格:3380円
累代:WILD
産地:ミンダナオ島 コトバト産
サイズ:♂92mm ♀48mm
2005年7月20日
虫社にてセール期間中1ペアを購入。
「そういえばセール今日までだっ!」と思い
その衝動で東京は中野まで(笑)
人生初体験の虫社の福引まで経験させて頂いた^^
と、虫社潜入の話はまた別の機会として、、、
帰宅してから早速セットした。
産卵木はいらないということだがまったく産まないかどうかを確かめるために直径10cm程度のものを3本、
・皮を丸剥きにしたものを丸埋め
・地面に埋まってる部分だけ向いて半埋め
・全く皮をはがさず丸埋め
という具合にセットしてみた。
肝心のマットなのだがヘラクレスマットとおがくずとヘラクレスマットをミキサーにかけたものを3:4:1でまぜたものを底5cmほど敷き詰め、その上におがくずという具合。
セット風景
奥に見える棒状のものは転倒防止用の割り箸、皮上のものは日除けの竹の皮。
えさ皿の上の♂の下には♀がいて非常に仲は良いようだ。
いずれにしても♀殺しのある種なので(長歯型のほうが顎の形状上安全だが)気をつけたい。
2005年7月24日
書籍、ネットなどで飼育例を見ていたところ、
産卵木を入れておくのは無駄だということが良くわかったので取り出した。
当たり前ですが産卵痕など付いておらず、、。
そしてマットをデイキャッツのカブトマットにした。
(KUWATAフェスティバルで購入したため)
結構固めて詰めた後上部を四指で耕すようにしてふんわりとさせた後この前と同じようにセットした。
ついでに前から撮影した。
2005年7月31日
♂が☆になっていた。
wild個体で最近はしがみつく力もあまり無かったため寿命だろう。
標本にして展足した。
♀はここのところ最近マットに潜りっぱなしなので産卵してることを期待する。
2005年8月24日
割り出しをしてみた
が、、、、
結果はなんと卵1ヶ。。
最初ケースをひっくり返して探すと見事になにもない(笑)
てゆうかマットがかなり固い、、。
あきらめかけて国産カブトのケースにマットを入れようかと考えていると
一つだけ見つかった^^それも有精卵っぽく幼虫が透けている。まぁ一個は一個なのですが↓
国産カブトのような卵でした^^(国産カブトだったら笑えない、、)
名誉挽回をはかるために去年ホペイの幼虫に使おうと思って1,2Lのビンにヘラクレスマットを詰めてあったものが超超超完熟発酵してあるので
(時間がたち過ぎてビンとの間に1センチほどスキマができるくらい^^)
それを大ケースに底7センチ固詰め、その上に7センチほど柔らかく乗せて再投入。
栄養をつけさせるため餌を与えると30分後に見てもまだ食べていた^^
次回割り出しに期待^^
2006年8月某日
一匹だけ孵化した幼虫を飼育していたので
様子が気になって確認してみたのだが前蛹で死亡していた。
♀幼虫で、生きている時の重さや頭幅などはインターメディアより少し小さかったが見分ける方法は無いと思う。
此れにて飼育記は終了です。