ノコギリクワガタ♀33mm
分布域:日本、朝鮮半島
ギネスサイズ野外:73,7mm 飼育:74,7mm
日本全国に分布しておりコクワガタに次ぐ普通種である。
離島のものはそれぞれ特徴があり細かく分類されている。
入手先:自己採集♪
購入価格:自己採集♪
累代:WILD
産地:神奈川県逗子市
親サイズ:不明
サイズ:♂33mm
2007年 8月 1日
近所の公園の木の高い部分に本種の♀がしがみついているのを偶然発見し、木片で落として採集した。
地元では7〜8年前までノコギリクワガタは雑木林や公園に入れば一夏に数ペア程見かけることができたが、
ポイントに大きな県営住宅が建ってしまったり、公園のイラガ、チャドクガ駆除薬等の影響か最近は殆ど見なくなった。
ずっと国産カブトくらいしか目に付かなくなっていたので珍しいと思い飼育することに。
話がそれるが昔は近所の畑に隣接した斜面になった雑木林の足元一面に落ち葉やワラのようなものが敷かれていて、
樹を蹴ってクワガタを落としてもすぐに足元の落ち葉やワラの隙間に潜ってしまうので傘を広げて樹から逆さに下げたり、
木の根もとの落ち葉をどかせばかなりの確立でノコギリクワガタ、スジクワガタ、コクワガタを見つけることができたのだが、
今年行った時には土が丸見えの状態で下草が伸びており、20本程回ってコクワガタ2〜3匹とれるかどうかの状態だった。
あまり大きな雑木林ではないので、畑を管理している人の手入れがあってカブクワが採れていたのかもしれない。
8月の採集なので既に野外で交尾済みだと判断し、小プラケにマットを固く詰めたものにセットした。
2007年 8月13日
確実に産卵してもらうためにケースをコバシャ小から中サイズに変更し産卵木をセットした。
もとの小ケースからは卵は発見できなかった。
2007年 9月19日
ケース下から見えていた卵が、幼虫になって数日経ったので割り出しをした。
発生後期のWILD持ち腹産卵ということもあり、7〜8頭採れれば充分だと思っていたが、
マット部分からだけで2齢一頭を含む幼虫12頭、卵4つと満足のいく結果だった。
産卵木はかなり齧られ食痕も出ているが、1ヶ月程放置して幼虫の成長を待って割り出す予定。
取り出した幼虫は菌糸飼育(月夜野E800)とマット飼育に分けて飼育することに。
十分な数の幼虫が採れたので♀の再セットは行わないことにした。