パラワンオオヒラタ♂96mm
  
分布域:フィリピン、パラワン島
ギネスサイズ野外:111,3mm 飼育:108,4mm
ヒラタクワガタ最大種で人気が高い
ツシマヒラタに形状が似るが本種は小内歯が荒くなる
大顎の最大内歯は安定して下部につく
クワガタ相撲の上位個体はほとんどが本種である

入手先:個人と交換
購入価格:DHO、DHS幼虫数頭
累代:♂F3♀WILD
産地:パラワン島
サイズ:♂95mm(親サイズ91×46)♀43mm


2006年1月23日
ヘラクレス系各種幼虫と交換していた物が本日届きました^^
他にもメンガタメリー、ティティウスも同時入手致しました。
矢張り大きい物はわかりやすくて良いですね^^
仮死状態で届きましたので♂はプリンカップ大、♀はブロー容器で体力の完全回復を計っています。


2006年1月27日
♀を単独で産卵セットすることに投入した。
コバエシャッターの中にヘラクレスマットを底5センチ堅詰め、
やや堅い太めの産卵木2本を3分の2まで埋めるといった普通のセット^^A
餌は高たんぱくゼリーを転倒防止の為にもカットして各所に配置。
少し元気がないですが爆産して欲しいものです^^


2006年3月9日
産卵セットの側面に見初齢後期くらいの幼虫を発見^^
底を確認するともう一頭発見できた^^
そろそろ一回割り出してみたいと思う。
とれた幼虫は菌糸で育てる予定です。


2006年3月11日
期待の割り出し作業を行った^^
結果は14幼虫と2卵とまぁまぁの結果である。
マットと材による産み分けの比率は5分5分であった。
5匹をG-POTの120ccに個別管理、
3匹をセピア90ccに個別管理
2卵はルアーケースで孵化を待つことにした。
また5匹は里子に出した。
残念だが1匹は体が透き通るような形で死んでいた。
親♀はゼリーをふんだんに入れて中ケースに再セットした。
気に入っているクワなので爆産して欲しい^^

2006年4月8日
割り出しを行った。
今回は割り出しの一週間前に♀が蓋とシートの間にいるのを発見。
シートを外して♀をケース内に戻すということがあったこと、
産卵木は前回の割り出し時に残った芯の部分を気休めに入れた程度であったことから
あまり期待はしていなかった^^A
結果はマット中から1幼虫1卵という結果であった。
また95mmの♂と別血統の幼虫から育てた♀もセットしているのでそちらに期待したい。
(グルーガンで顎を固定してコンテナボックスで同居飼育)

2006年4月9日
WILDの♀をもう一度セットすることに。
今回は良質の産卵木を2本使ったセットを組んだ。
成功した一回目とほぼ同じセットである。
1〜2ヶ月程で割り出してみたい。
また幼虫はG-pot120ccの菌糸を半分程食べ終わっているのでそろそろ交換しようと思う。
セピアの菌糸のものは一向に食痕が見えないので少し心配。。

2006年4月18日
WILDの♀の死亡を確認。死亡してから時間は経ってなさそうだが
産卵しているかはわからない^^A
符節は一本も取れておらず綺麗な最後でしたので標本にしたいと思います。
産卵セットの方は来月にでも割り出しをしようと思います。

2006年4月28日
G−POTで管理していた幼虫5匹の菌糸を交換しました。
体重は2g〜7gで♀しかいないような気がする^^A
コバシャのミニを半分に仕切ったもので単独飼育しています。
もう少し、飼育頭数を囲う必要がありそうである。

2006年5月11日
95mmの♂のセットで♀がバラバラになっていた(T-T)
産卵木も齧った様子がないので諦めムードである^^A
♂も符節が一本欠けてしまっているのでお嫁さんを探すのなら
早めの必要がありそうである^^A

2006年7月25日
幼虫達のマット(菌糸??)交換をした。
達といっても3匹が蛹化して、(全部♀ですが^^A)
残った一匹の♂の幼虫の菌糸交換でした。
この♂幼虫はコバシャ中にセットしたG-ポットのブロックに投入していたもので
本日測定したところ46,5gとまぁまぁの結果でした^^A
測定後、とある菌糸ブロックをコバシャ中に入れ、
できたL字型の隙間をほぐした菌糸で埋めたものに投入^^
本種は55g前後で100mm程になるということなので少し期待している^^A


2006年7月26日
95mmの♂の方のセットの産卵木を保存していたものから、
5匹の取り残しが出てきた^^A
材飼育状態だったためか成長が遅くほとんどが2齢だった。
5匹まとめてコバシャ小で菌糸飼育してある程度成長したら単独飼育しようと思う。


2006年7月30日
♀が一匹羽化してきていた。
今回は蛹室からの自力脱出を待ってみようと思う。

2006年8月11日
もう一匹♀が羽化してきていた
この♀もしばらく放置しておこうと思う。
完璧に羽化ズレしてしまった^^A

2006年8月16日
最後の♀が羽化してきていた

2006年9月11日
羽化から一月ほど経ったのでサイズ計測、写真撮影をした。
7月30日羽化個体45mm
8月11日羽化個体44,5mm
8月16日羽化個体45,5mm
三匹とも既に後食しているようだ。
僅差のサイズで似たような個体な上に
活発に動き回るので撮影時は混ざらないようにするのが大変であった。
♂はまだまだ幼虫をやっているのでこの♀達は飛ばす予定。


2006年9月17日
2ヶ月近くたっても♂幼虫の食痕が全く見えないので
死亡、もしくは蛹化してるかもしれないと思い暴いてみた。
かなり黄色化しており、坑道も楕円形だったので蛹室を作る途中だったかもしれない。
前回も食痕が見えておらず居食い癖があると思われるので期待できる^^
かなりのサイズだったので体重を測ったところ55,2gであった。
画像を取るために受け皿の大きい1g単位の体重計に乗せて撮影したが、
途中糞をしてしまったため、画像では54gとなっている。
100mmは超えてくると思うので羽化不全の無いように見守りたいと思う。


2006年10月10日
劣化が進んでいたので55,2gの♂の菌糸交換をした。
46g程に縮んでいたのでそろそろ蛹化するのかもしれない。
又、7月に保管していた産卵木から出てきた個体群の菌糸交換も行なった。
♂34g、26g、♀10g台2匹、2齢幼虫一匹で、この数がコバシャ小で共食いしなかったのは奇跡だろう。
残念なことに体重測定時に34gの個体が自分で腹を噛んでしまったので、
26gの個体をコバシャ中で単独飼育、他4匹をコバシャ中で多頭飼育することにした。
菌糸の種類は46g、26gがGポットで多頭飼育の物は46gの個体で使用していたものを再利用した。
興奮から自傷するものが出てしまったので次回の交換時は刺激を与えないようにしたい。

2006年11月14日
そろそろ蛹化している頃だろうと最大55,2gあった幼虫のケースを暴いてみた。
側面や底面からは蛹室が視認できない状態だったので慎重に暴いていったところ、
35gの前蛹がでてきた^^A矢張り体重は回復しなかったように思われるがまぁまぁのサイズは出そうである。


2006年11月15日
本日ケースをなんとなく覗いたところなんと昨日の前蛹が蛹化していた^^A
とんでもない時期に弄くっていた事になるが無事に蛹化してくれたので良しとする。
蛹のスペックですが、重さ34g体長82,5mmと90upはまずするだろうという大きさ^^
他の個体はというと本日1♀が蛹化し、他に幼虫が3♂1♀いる。
先日自分でお腹を噛んでしまった個体も回復して40g程になっていた。各個体ごとの飼育環境はこんな具合。
・♂1:コバシャ中でGブロック3000cc単独飼育:重さ不明
・♂2:コバシャミニでGブロックにクロレラ添加で単独飼育:40g
・♂3:Gポット850ccで単独飼育:34g(身元不明幼虫でしたが重さによりパラワン確定)
・♀1:Gポット550ccで単独飼育:11g(身元不明幼虫)
この蛹が羽化すればたぶんクワの体長自己記録になるので無事に羽化して欲しい^^
てゆうか飼育記TOPのピンボケ画像をなんとかしたい。切実に。


2006年12月6日
先日蛹化した♀が羽化してきていた。

2006年12月8日
♂1、♂3の菌糸の交換をした。
♂1は41g、♂2は37gとまぁまぁのサイズ。
今回は2匹とも1500ccのコバシャミニにGポットを詰めたもので単独飼育にすることにした。
♂1はケースは狭くなるが流石に中ケースは必要ないと思い、ミニサイズで我慢してもらうことに^^A
また、中ケースで管理していた蛹もスペースがもったいないので人口蛹室でコバシャミニへ移した。
先日羽化した♀は小さいとは思っていたが40mm程だった。


2006年12月23日
先日の蛹が本日ようやく羽化してきた。
羽化時は98mm近くあったが今は96mm程に落ち着いている。(30日計測)
画像は後日撮影のもので大顎が長く見えるが実際は体の大きさの方が目立つ体形をしている。
わずか1mmだが親超えを果たしてくれたので満足な結果となった。


2007年1月27日
♂の幼虫3匹の瓶交換をした。
コバシャのミニに入れていたこともあり、狭くて縮んでいると思ったが少し伸びて
43g、42g、42gだった。
43gの個体はだいぶ黄色化してきたので近いうちに蛹化するかもしれない。
体重測定後3匹共個別にGポットの1500ccに投入した。(800円×3…orz)
全て90mmUPはしてくれそうなので後は放置する予定。
この瓶で蛹化してくれる筈だが食い尽くしてから蛹化してくれることを祈る^^


2007年3月24日
前回交換した菌糸瓶を一つ試しに暴いてみると、既に蛹化した個体が出てきた。
蛹体長73mm、蛹体重27gと前回羽化した96mm♂と比べるとかなり小型の個体。
他の瓶の個体はまだ幼虫をやっており餌もかなり劣化し始めている。
最後の♀は幼虫時の頭の殻がとれない不全個体となっていた。


2007年 4月16日
劣化した菌糸瓶にいた幼虫2匹が餌の劣化のせいか、上に出てきてしまっていた。
本当はこの瓶で蛹化して欲しかったのだが前回と同じように、Gポットの1500ccに交換した。
瓶の外から見ていても縮みがわかったが一応計測したところ39g、35gと矢張り小型。
幼虫の色は真黄色でいつ蛹化してもおかしくないくらいの色をしている。
85mmは超えてくれないと引き取り手すらつかないので頑張って大型で羽化して欲しい。

2007年4月29日
2匹目となる♂が羽化してきた。
サイズは89mm程で体が固まっても85mmは十分超えてくれそうだ。
他の2匹の羽化が待ち遠しい。(画像は30日のもの)

2007年 5月21日
前回羽化した♂の体が固まったので写真撮影をした。
詰めて計っていたこともあり、縮みと相殺されたようでサイズは89mmと予想よりはまあまあのサイズだった。
また2匹残っているうちの1匹が蛹になっていて、こちらは蛹体長71mm、体重26gで予想は85mm程。