シェンクリングオオクワガタ♂80mm
   
分布域:台湾
ギネスサイズ野外:84mm 飼育:87,7mm
台湾特産の最大種で保護種となっており採集は禁止されている。
大型のコクワガタのようだが、アンタエウスに近いとされている。
気性が荒く、喧嘩も強いので良い環境に比較的広く分布している。
♀殺しにさえ気をつければ飼育は容易で70オーバーはほぼ確実とのこと。


入手先:奈良オオクワセンター('03,11月)→個人→SIN
購入価格:♂80mm♀46,5mm♀44,5mm10700円+追加♀43mm500円+送料色々1670円、合計12870円
累代:F2(CBF2)(親♂80mm×親♀46mm)
産地:台湾 阿里山
サイズ:♂80mm♀46,5mm♀44,5mm♀43mm(♂6月、♀5月羽化)


2006年10月19日
購入していたものが本日届いた。
見た目は噂どおりコクワガタの大型だったが、気性が荒く、
外見も詳しく言うならネパールコクワとアンタエウスを足して2で割ったような感じである。
♀もドルクス最美の評判どおり、綺麗な印象である。
台湾には何度か行った事があり、(勿論、採集ではなく観光目的だが^^A)
玉山(戦時の新高山、今考えれば標高高すぎ^^A)等色々な山も巡ったが会うことはできなかった。
最後に行った5年程前には今報じられているような昆虫ブームはなかった気がする。
親日で日本語を喋れる方もたくさんいるのでお勧めの国。
…少々話が逸れたが、早速ペアリングさせるために小ケースで♂を♀43mmと同居させることにした。
管理人はほとんどの種類で同居飼育派だが今回ばかりは怖いので、産卵セット中は
♂を他の♀に掛けてローテーションし、♀単独でセットして、産卵に専念してもらう予定。
成熟が甘いと思うので最初の1〜2週は坊主覚悟で気長にやっていこうと思います。


2006年10月21日
同居から丸二日経ち、其の間に交尾も視認しているので
♀単独で産卵セットを組んだ。、
セットにはケースはコバエシャッター中サイズ、
産卵木は1日水に漬け込んだ後に皮を全て剥いた直径15センチ程の霊芝材1本、
埋め込みマットはベーシックレベル77を使用した。
セット方法は底から3cmほどマット堅詰め後に、
産卵木の外側の弧に沿う形でやや堅詰めし、其の上に霊芝材を横向きでセットして、
ケースとの隙間をマットで少し堅めに詰めるといったもの。
セット完成後、♂のケースにはペアリングの為に2匹目の44,5mmの♀(♀B)を投入した。
此の♀も頃合を見て産卵セットする予定。
2〜3ヵ月後に頃合を見て割り出す予定だが、是非爆産して欲しい^^


2006年11月4日
♂のケースから44,5mmの♀(♀B)を取り除いた。
2週間程同居してたことになるがなんとか殺されなかった様子
この♀は1週間ほど寝かせてセットする予定。

2006年11月10日
44,5mmの♀(♀B)のセットをした。
コバシャ大に大径の霊芝材、埋め込みマットはきのこマットを使用。
コバシャ小で2週間同居しても殺されない位仲が良いようなので♂も同居させることにした。

2006年11月11日
46,5mmの♀(♀C)のセットをした。
♀Bのセットと同じくコバシャ大に大径の霊芝材、埋め込みマットはきのこマットを使用。
♀Bのセットにいた♂はこちらの♀Cと同居させることにした。
セット後すぐに交尾が確認できた。


2006年11月18日
46,5mmの♀(♀C)が♂に殺されていたorz
コバシャの大で同居1週間目で殺されているので矢張り相当気が荒い種の様子。
残りの2匹でなんとか幼虫を採りたい。
2006年12月10日
43mmの♀(♀A)のセットの割り出しをした。
成熟していなかったのか産卵木を齧った様子すらなかった。
セットから取り出して単独飼育し、少し寝かせることにした。

2006年12月11日
44,5mmの♀(♀B)をセットから取り出した。
2〜3日したら割り出ししてみようと思う。

2006年12月13日
44,5mmの♀(♀B)のセットの割り出しをした。
マットには産んでおらず霊芝材から8幼虫2卵採卵できた。
3匹はコバシャミニにG−POTを詰めた物に単独飼育、(内1ケースはクロレラ直接添加)
あとは同じものに小さめの5幼虫2卵を木屑をひいてセットした。
シェンクリンは成熟期間を長めにとらないと全く産まないと聞いているので
今回採卵した羽化後6ヶ月あたりが最低ラインかもしれない。
今回の♀も暫く寝かせることに。


2007年 5月20日
♀が蛹化した。
蛹体長41mm、蛹体重は6gだった。
画像は23日撮影のもの。

2007年 6月17日
♀が羽化した。 体長41mmとやや小型。
♀を見ると矢張りコクワよりはアンタエウスに近いと感じる。
画像は7月11日撮影のもの。